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 要するにどんな絵本なの?
大商人のアフマドが異国から連れてきた未知の生き物。暗い蔵の中その姿が見えず、人々は手探りの感触からあれこれと予想をぶつけ合う。

 おススメするポイントはどこなの?
・自分の視野は狭くなっていないか?と不安に思っている人向け
・情報収集の大切さを再認識できる

 文字量 
ふつう

 読み聞かせ所要時間 
 7分

 象徴的ひとこと
自分が知っているのは、しんじつのほんの一部分だということにも、気づきませんでした。

 絵本ハンターの鑑賞記録 
百聞は一見にしかず、木を見て森を見ず、氷山の一角...などなど、そんな言葉が次々と頭をよぎる、深い含蓄のある絵本ですね。
ペルシアの古い詩がモチーフになっているお話であり、ペルシアの文学や歴史を研究している方による絵本なのだそうです。
異国情緒あふれた雰囲気がカラフルな色遣いとともにムンムンと伝わってきます。

物語はシンプル。異国でゾウを購入した大商人。
村に連れ帰り、一旦薄暗い蔵に入れておいた。早く珍しい未知の生き物を見たい村人たちは、我慢できず、手を入れて触ったり、こっそり侵入して手触りだけを確かめたりするのです。
「ヘビのようだったぞ!」とか「木の幹のようだった!」「鋭く尖った角だった!」と、断片的な情報が飛び交い、情報錯綜となる。
その結果、いよいよゾウが外に連れ出された時、人々はどうなったか...

おもしろいオチが待っていました。
そして、我が身を振り返る良いきっかけにもなりました。

 子どものつぶやき・反応実例
ゾウとさ同じ部屋とか入ったらさ、絶対危ないよねー
だいじょうぶなのかな。

おうちの方へ(特にお父さま)- 留意事項
やはり多くのものを見て、触れて、聴いてという経験は子どもにとって、とてつもなく重要だと思います。勉強も大事だが、たくさんの経験をしていると圧倒的に引き出しが多い。