
くまさんが持っているのは、描いたものが現実になる魔法のえんぴつ。それを使って迫りくるハンターたちの魔の手をかわす話。

・ドラえもん好きならハマる。
・動物の乱獲をしようとしてもうまくいきませんというメッセージ
・動物の乱獲をしようとしてもうまくいきませんというメッセージ

少ない

4 分

くまさんは いそいで、まほうの えんぴつを つかいます。

白いくまさんが、21世紀のネコ型ロボットさながらの秘密道具で、にっくきハンターたちの追撃をかわします。
要するに空中に描いた線は、リアルな物に姿を変えるという代物です。
これは現代科学がどれだけ発展しても、あと数十年規模では開発されそうにありませんね。
まさに夢の道具です。ほしいです。
絵本はテンポよく進みとても読みやすいですし、何よりカラフルな絵と構成がとてもかわいらしいですね。文字の読めないお子さまでも、雰囲気で状況はわかると思います。おすすめです。
読んでいて思ったのは、どんなに素晴らしい道具があっても、「使い手の発想力」や「機転」、「アイディア」がなければ本当に宝の持ち腐れになってしまうな・・ということ。
その点、この主人公のくまがピンチのたびに描き出すものは、「おお、なるほど。そうきたか」という物ばかりなのです。
この本の発展として、ピンチの瞬間までを描いて、その先は読者が自由に絵を描いてピンチを脱する”大喜利”みたいな絵本があっても面白いのでは、と思いました。


お子さまに、「●●ちゃんだったら、こんな時どんな絵を描く?」と質問してみると、おもしろい答えが返ってきそうですね。
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