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 要するにどんな絵本なの?
皇后美智子様の人生に大きく影響を与えたことでクローズアップされました。己の感情と静かに向き合う機会をくれる短編集。

 おススメするポイントはどこなの?
・美智子様が言及したことで一躍話題に
・短編集的な構成で読みやすい
・新美南吉らしい綺麗な日本語

 文字量 
少ない〜ふつう

 読み聞かせ所要時間
3〜6分

 象徴的ひとこと
あなたばかりじゃ ありません。わたしの せなかにも かなしみは いっぱいです。

 絵本ハンターの鑑賞記録 
でんでんむしは殻から抜け出ることはない。
一体化している。
本作で、でんでんむしが「じぶんのからにはかなみしみがいっぱいつまっている」と嘆いたが、まさに悲しみを背負って生きていくのであり、悲しみは捨て去ることはできそうもない。

ただ、自分だけではない、だれもが多かれ少なかれその背中にかなしみを背負っていると「知る」だけでも違うだろう。

雨を見て、空が泣いているとはよくいったもので、かなしみも雨上がりのように晴れ上がる時もくるだろう。また降り積もるときもあるだろう。

それでもでんでんむしのように、ゆっくりとだが前に進みたい、そう思わせてくれる作品だ。

 子どものつぶやき・反応実例
でんでんむしとかたつむりはどう違うの?

おうちの方へ(特にお父さま)- 留意事項

作者の新美南吉は、「ごんぎつね」や「てぶくろを買いに」で有名な夭逝の絵本作家です。
美智子様は本作品について、かつてニューデリーで開催された国際児童図書評議会の基調講演の場でもお話しになっている。