
もし君が森で雲状のもくもくしたものを見つけたら、どうする?そしてそれはなかなかおもいどおりにはいかないけど、どうする?

・お友達との関係や、付き合い方についてシンプルに子どもに概念を伝えるツールとして

ふつう

5分

もくもくは なかなか おもいどおりには いかないよ。

あの、ヨシタケシンスケさんの初訳本です。
フランスの絵本。
「もくもく」は象徴であり、概念でもあるわけです。「人間関係」や「友人」などと置き換えて読んでみると、具体的なイメージを伴いスーーーッと胸に入ってくることでしょう。
絵本内では、雲のようなもくもくは、大事にとっておこうとしてもうまくはいかない、自由自在なコントロールはできない、適度な距離感が重要な「概念」として描かれています。
小難しい話が、絵と言葉でわかりやすい形となりとにかく理解しやすくなる。これはもういまさらですが、絵本の最大の強みはそこだと思うのです。


子どもには、もくもくってなんだろうね?何かもくもくに似たものってあるかな?など聞いてみましょう。自分は、もくもくを友人関係と置き換えましたが、子どもたちは想像を遥かに超えた別の角度から想像します。答えがたのしみですね。
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